なぜか「すごい!」と言われる人の話し方

正しいかどうかでは、人の心はつかめない

日米のスピーチ事情や、話し方について聞きます(写真 :Graphs / PIXTA)
品のないスピーチと言われたトランプ氏がまもなく大統領に就任します。内容はともかく、トランプ氏のスピーチが強かったのには理由があるのです。
『アメリカの大学生が学んでいる「伝え方」の教科書』の監訳を行なった狩野みき氏に、日米のスピーチ事情と、効果的な話し方について聞きました。

米国は「話し手責任の文化」

スピーチについて、日本と米国で決定的に違うことがあります。それは米国は「話し手責任の文化」、日本は「聞き手責任の文化」だということです。

日本は聞き手責任、つまり相手の言わんとしていることを聞き手が「察する」ことでコミュニケーションが成り立つ文化であるのに対し、米国は話し手責任、言うなれば「話してなんぼ」の世界。言いたいことが相手に伝わらなければ、悪いのは話し手なのです。だからこそ、人の上に立つ人間は「パブリック・スピーキング」、つまり人前で伝える力、プレゼン力が必須と言われます。

たとえば、米メトロポリタン・オペラの前総支配人ジョゼフ・ヴォルピー氏は、大道具見習いからトップの座に登り詰めた、アメリカンドリームを絵に描いたような人ですが、彼が管理職に抜擢されたときにまずやったことが、パブリック・スピーキングの授業を受けることでした。

次ページプレゼン力をアップさせるには?
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナショックの大波紋
  • ドラの視点
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • コロナウイルスの恐怖
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
外食 頂上決戦<br>勝ち組・負け組を徹底解明!

頭打ちの市場で激戦が続く外食チェーン。浮き沈みの激しい市場での新しいスター銘柄を、増収・増益率や優待魅力度などのランキングで紹介。マクドナルド、ケンタッキーなどブランド再生の仕掛けや、負け組の再起策も。