プレゼンは至高のエンターテインメントだ!  デキる人が手を抜かない「教養」の重要性

印刷
A
A
一流のシナリオ、一流の役者がそろって、感動は作られる(撮影:『JMPA』日本雑誌協会代表取材)

コミュニケーション能力(コミュ力)は、ビジネス社会で必要な最強スキルだ。その中でも、これからのグローバル競争社会を生き抜くカギとなるのが、人前で話す力、すなわち「パブリックスピーキング力」だろう。

パブリックスピーキングと聞くと、プレゼンやスピーチなど大勢の人の前での場面を想像する人も多いが、相手が少人数の商談や打ち合わせでの話し方なども含め、ビジネス、プライベートのあらゆる機会に力を発揮する、現代人に必須の「教養」でもある。どのようにしたら、その力は身につくのか。今回は、カリスマ経営者、日産のカルロス・ゴーン社長のスピーチ執筆を手掛けてきたスピーチライターの秘訣を交えて、「スーパーエリートのコミュ術」をご紹介する。

AIとの競争で問い直されるリテラシー

この連載の一覧はこちら

スピーチイベントとして知られる「TED Conference」の主宰者クリス・アンダーソンは、最新刊『TED TALKS スーパープレゼンを学ぶTED公式ガイド』において一瞬にして動画を世界に共有できるテクノロジーの発達により、スピーチやプレゼンが強力な伝播力を持つ「パブリックスピーキング革命」が起きていると指摘する。

パブリックスピーキングとは、人工知能(AI)との競争で改めて問い直されるリテラシーという同氏の指摘が意味するところは、重要だ。すなわち、パブリックスピーキング力とはAIによって置き換わられることのない、最強最高の現代人の武器なのである。

こういった意識の強いアメリカでは、パブリックスピーキングに対する学習欲がすさまじく高く、教育や研修の機会も星の数ほどあるのだが、日本では、ビジネスの場での「プレゼン」スキルなどを学ぶ講座などはあっても、本格的なパブリックスピーキングを習得する機会は限られている。また、人の心をゆり動かし、説得する最もパワフルな「リーダーシップツール」なのに、政治家、企業経営者などの間でも、そこに情熱や手間をかけようという人はほとんどいない。

次ページ細部まで周到に準備されている
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
「研究職600人雇い止め」理化学研究所に走る衝撃
「研究職600人雇い止め」理化学研究所に走る衝撃
日野自動車「データ改ざん」による重すぎる代償
日野自動車「データ改ざん」による重すぎる代償
マンションで急増「宅配ロッカー」が突く新課題
マンションで急増「宅配ロッカー」が突く新課題
ロシア発「合板ショック」、住宅価格へも波及する激震
ロシア発「合板ショック」、住宅価格へも波及する激震
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT