最近、しょうゆにもバリエーションが増え、卵かけご飯専用もあれば、焼き肉専用しょうゆなるものも存在します。表現するなら、まろやかさがあって、カドがないしょうゆ。もちろん、通常のしょうゆでもおいしいので、しょうゆをつけダレにするときは、セットで表現されることも多い、ランイチの赤身コンピをおススメします。
ランプ肉は、サーロインに続く、腰からお尻にかけての大きな赤身で、モモ肉の特に柔らかいうま味のある部位です。霜降りが入りにくいところですが、肉のきめは細かく、軟らかな赤身肉としては貴重な部分です。塩やタレも勿論、合いますが、ここはしょうゆでも合います。
イチボは、牛の臀部の先の、人間でいうお尻の“エクボ”にあたる部分で、希少部位になります。霜降りの甘さと赤身のうま味が合わさった「通」好みのお肉です。焼き肉のユッケやお刺身としても使用される部位ですので、ここはしょうゆでいただきたいところです。さっとあぶるように焼いて、焼き肉専用しょうゆにつけ、楽しんでいただきたい部位です。しょうゆと合う部位なので、わさびをつけて食べてもおいしくいただけます。
西洋わさびで食べる[ランプ、シンタマ]
あまりなじみがないかもしれませんが、ホースラディッシュとは、東ヨーロッパが原産とされるアブラナ科の植物で、日本のわさびと同じように鼻にツンとくる辛味があります。西洋料理では、レフォールとも呼ばれ、ローストビーフには欠かせない薬味です。従い、ローストビーフを作るときの部位、もも肉の柔らかい部分のランプ。またはももの部位になるシンタマはおススメします。
肉好きを自負していますが、やはりいちばんおいしいと思える焼き肉の食べ方は、タレ肉と白飯のマリアージュです。タレの絡まった焼きたての肉を白飯にダイブさせ、タレを程よくしみ込ませるように2回白飯の上で、バウンドさせます。タレが滴り落ち、白飯の色づいた箇所に狙いを定め、豪快にタレ肉でくるんで、口の中に放り込みます。これまで肉の部位ごとに合う食べ方を解説してきましたが、あくまでも肉単体を食べる時という前提で解説しました。
「結局、やっぱりタレか!?」
タレは焼き肉店にとっては、肉を研究し尽くした努力の詰まった研究成果だと思います。最後の最後で、自筆の内容を否定するものではありません。前提が、白飯と一緒なら、タレ肉2バウンドでタレの染み込んだ、白飯にお肉と一緒に食べることがおススメできるおいしい食べ方になります。タレ肉2バウンド白飯なら、ここ数年、すっかりスター部位にのしあがったサガリとハラミで食べたいものです。
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