暑い夏に熱い選挙が続きます。参議院選挙から1週間もたたずに、都知事選が告示されました。自民、公明など、3党が推薦する増田氏、野党4党の統一候補となった鳥越氏、知名度が高い小池氏による戦いとなる様相です。
そもそも、候補者が決まるまで関係者による調整で誰が出馬するか、混沌とした状態が続きました。結果として「政策はこれから勉強したい」と会見で語る候補者もおり、論争なき選挙と揶揄する声もあるようです。2代続いて都知事が「政治とカネ」の問題で辞任したことを踏まえて都民は何を基準に誰を選ぶのでしょうか。
ちなみに前知事は自分の役割を「トップリーダー」と呼んでいました。「首長」と呼ばれ、地方公共団体の長として組織を牽引する役割です。会社でいえば事業部長とか執行役員といった、責任と権限のある立場かもしれません。
当方もリクルート社時代に社内の首長的な立場で仕事をしたことがあります。売上高50億円ほどの事業部門の責任者として、その組織の人・モノ・カネに関する権限と責任を任されました。当然ながら選挙ではなく、経営陣から任用されてのことでした。
ある日、役員から連絡があり「この事業部門を君に任せたい」と言われたのです。本人的にはリーダーに任用される「前ふり」のようなものはなかったと認識しています。
リーダーに選ばれるにはどうしたらいいのか
当時は会社の中間管理職(マネジャー)として、現場の仕事に没頭していた毎日でした。ですので、想定外の話にただ驚き、任用された背景など聞くこともありませんでした。ただ、会社でリーダーに選ばれるのは突然の出来事なのだ……ということを体感する機会にはなりました。
さて、みなさんの職場もリーダーを選挙で選びませんよね。では、どのように選ばれるのか? あるいは、どのようにすれば選んでもらえるのでしょうか?
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