出世に大差!上司を攻略する「4つの視点」 上司と自分の「タイプの違い」で考える
会社のマネジメントスタイルは大きく3つ
課長としての心構えや、部下にどのように接するか、指示を出すかといった課長の役割についてや、リーダーシップ論は多くありますし、拙書『課長1年目の教科書』(かんき出版)でもページを割いています。今回は、「上司との付き合い方」についてお話ししましょう。
まず、日本にある会社の人事マネジメントを大きく分類すると、3つのタイプに分けることができます。私はそれぞれ、「ロイヤリティ型」、「環境適応型」、「自立型」と呼んでいます。どれがいい悪いということはありませんが、各企業の人事マネジメントのスタイルによって「出世のルール」には違いがあります。
① 「ロイヤリティ型」
古きよき時代に日本企業のスタンダードだったスタイル。経営層と従業員とが一体となり、スキルがあるかどうかよりも社風に合っていることを基準に、会社の“仲間”になれる人を採用する。
この会社の上司たちが嫌うのは、「驚かされる」ことです。直属の上司である部長は、自分が知らないうちに物事が進むことを嫌います。このスタイルの会社での上司の攻略法は隠し事をしないこと。そして、上司のやり方に合わせて確実に情報を上げていくことです。
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