
「本当にサクセスストーリーなのか」

常見 陽平(以下、常見):飯田さんは「本当のグローバル企業って少ないんじゃないか。日本企業でありがちなのはグローバル企業を装った北米アジア輸出企業が多い」と指摘されています。
飯田 泰之(以下、飯田):自動車メーカーはほとんどそういう側面があります。一方で、超ローカル企業がグローバルに展開して成功しているケースもある。北海道で典型的なのはニセコ・倶知安でしょうか。オシャレなパンケーキ屋とかステーキハウスをやっているのは典型的にローカルな人たちだったりする。
常見:グローバルとローカルに分けている時点で今の変化に気付いていない。
飯田:グローバル企業の代表格である総合商社も、角度を変えてみればドメスティック企業なんじゃないかと思います。あの業態は日本にしか存在しないですし、調達先はグローバルでも販売先はドメスティックだったりします。
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