地域再生で語られがちな「絆」に漂う薄ら寒さ

B級グルメやゆるキャラでは活性化しない

飯田泰之氏との対談です
東洋経済オンラインに集いし、労働者・学生・市民諸君!「若き老害」こと常見陽平である!『地方再生の失敗学』(光文社新書)をリリースしたばかりの明治大学政治経済学部准教授飯田泰之氏と地方についてとことん語り合う対談、第二弾!今回も盛り上がりまくりだ。グローバル化と地方の関係、地方再生の成功例(?)が「絆が深まった」などと適当に総括される問題、ゆるキャラやB級グルメの功罪などトコトン語り合った。さっそくどうぞ!
前編:「地域再生の進まない街」が抱える残念な特徴(2016年5月31日配信)

「本当にサクセスストーリーなのか」

この連載の過去記事はこちら

常見 陽平(以下、常見):飯田さんは「本当のグローバル企業って少ないんじゃないか。日本企業でありがちなのはグローバル企業を装った北米アジア輸出企業が多い」と指摘されています。

飯田 泰之(以下、飯田):自動車メーカーはほとんどそういう側面があります。一方で、超ローカル企業がグローバルに展開して成功しているケースもある。北海道で典型的なのはニセコ・倶知安でしょうか。オシャレなパンケーキ屋とかステーキハウスをやっているのは典型的にローカルな人たちだったりする。

常見:グローバルとローカルに分けている時点で今の変化に気付いていない。

飯田:グローバル企業の代表格である総合商社も、角度を変えてみればドメスティック企業なんじゃないかと思います。あの業態は日本にしか存在しないですし、調達先はグローバルでも販売先はドメスティックだったりします。

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