「女の敵は女」問題、再び?

バリキャリ派 VS ゆるキャリ派の深い溝

アフロ

お国のため、家計のため、さらには男女平等の実現のため等々、様々な場面で担ぎ上げられるワーキングマザー。

1985年に施行された男女雇用機会均等法以来、国は、育児休業制度の義務化や短時間勤務制度の導入促進など「働く母支援策」を"一応は"拡充。2005年には、非正規雇用のパート労働者でも育児休暇を取得することが、(現実はともかく)法的には可能になった。

にもかかわらずこの国では、出産した女性のうちワーキングマザーの割合は、いまだ4割以下と少ないまま。日本ではなぜ、子育てと仕事の両立が困難なのか? 前回に引き続き、その理由に迫る。

「お受験」させたくてもさせられない

社会問題にもなる保活問題。数々の努力の結果、見事それをクリアしたら、育児はグッと楽になる――かと思いきや、そうはいかない。保育園に入れたら入れたで、今度は教育問題に悩む。

「保育園は幼稚園と違い"教育"をしてくれない。だから、いつまで経っても、子どもはお絵かきや体操遊びのような単調なことばかりさせられて、子どもの潜在能力が発揮できない。毎日同じことの連続で、登園拒否になりそうな子も多い」(メーカー・36歳)

保育園に"教育"が望めないなら、習い事の1つもさせてやりたいが、小学生入学前の児童の習い事は基本、大人の送り迎えつきが常識。そのため、時間のないワーキングマザーは、多くの場合、こちらも断念せざるをえない。だがこれが、元来、学校優等生が多いワーキングマザーに、忸怩たる思いを抱かせるようだ。

「ウチの子と同じ4歳の専業主婦の友達の子が、幼児教室で習った『論語』なんかを暗唱して、『子曰く……』なんて言っていると、悔しくてイライラする」(出版・37歳)

次ページ母親の働きすぎと、子供の学力が反比例
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 本当は怖い住宅購入
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • スージー鈴木の「月間エンタメ大賞」
  • 今見るべきネット配信番組
トレンドライブラリーAD
人気の動画
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
不祥事続く三菱電機、「言ったもん負け」の特異体質
不祥事続く三菱電機、「言ったもん負け」の特異体質
度数1%未満の「微アルコール」が広がる理由
度数1%未満の「微アルコール」が広がる理由
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
私大トップ校の次の戦略<br>早慶上理・MARCH・関関同立

受験生確保や偏差値で高い水準を誇る関東・関西のトップ私大13校。少子化や世界との競争といった課題に立ち向かうための「次の一手」とは。大きく揺れる受験動向や、偏差値や志願倍率と比べて就職のパフォーマンスが高い大学・学部なども検証します。

東洋経済education×ICT