終身雇用に新卒一括採用、女性は出産を機に退職……。そんな均一的な働き方はもはや崩壊しつつあり、私たちはより「多様な働き方・生き方」を選択できるようになりました。そんな現在、女性の平均初婚年齢は29歳、第一子出産平均年齢は30歳。この年齢は最もキャリアを拡げられる時期と重なるため、出産を躊躇するケースも少なくありません。
一方で、結婚や出産といったライフイベントを前倒しにして、学生中に「親になる」選択をし、その後キャリアを積むという生き方が注目を集めています。それが今回テーマ、「学生ママ・パパ」です。
子どもを授かる幸せをかみしめた一方で…
未就学児の1人当たり年間子育て費用総額は 104万3535 円(平成22年、内閣府政策統括官調べ)もかかるため、学生にとって経済的なハードルは高いでしょう。しかも、「学生中に出産なんて」という周囲の偏見を受けるケースもあり、決して生易しい道ではありません。
実は何を隠そう、私自身も大学在学中に出産をした1人です。当時は子どもを授かるという幸せを噛みしめた一方で、思うように就職活動ができなかったなど、さまざまな問題をダイレクトに経験しました。
今回は「学生中にパパ&ママになる生き方」を選んだ方々に集まっていただき、「親になる」選択をした経緯や当時の状況、就職活動など、実際に体験した苦悩や葛藤を赤裸々に語っていただきました。
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