E:学生結婚であろうと、そこで仕事を諦めるのではなく、一度は社会で揉まれた方がいいと私は思いますね。結局主人も、アプリ制作とは全然関係ない商社マンになったし。
H:せっかくだし、大企業も経験したいなと。
太田:お子さんが生まれたことについて、周りのご友人の反応はいかがでしたか?
H:びっくりはしていましたけど、後ろ指をさされるようなことはなかったですね。うちは実家が遠いぶん、みんなに面倒を見てもらった感じで。まだ首も座ってない上の子に、父親でもない男(大学の知人)がミルクをあげてたり(笑)。
柳下桃子:うちもそうですね。今年は保育園入園に落ちてしまったので、大学の友達に全面的に助けてもらっています。身近に子どもがいる人自体あまりいなくて、珍しいのもあるんでしょうけど、「やりたい!」って進んで手伝ってくれる人がいるのは、ありがたいです。
議員事務所に直談判…やれることはなんでもやった
太田:大学は協力的でしたか?
H:理系だったので、研究室にいる必要があったのですが、大学の事務所に頼むと保育園応募のために必要な証明書を作ってくれたり、協力的な大学だと思いました。あと、早稲田は学内に保育園があって、主に職員向けですけど、学生も一時保育に使えたんです。
E:うちは2人とも実家が遠いので、基本的には友達に頼んで。大学から近い場所に住んでいたため、長男は学生みんなにオムツを替えてもらってました(笑)。で、ダメなときだけ一時保育かファミリーサポートで乗り切って……。
柳下拓也:僕らは、今は親から援助を受けている状態で。都営住宅も、応募したけど倍率が高くてダメだったんです。
E:都営住宅については、私たちは街に貼ってあるポスターの議員さんの事務所に直接お願いに行きましたよ。それで入れたのかはナゾですけど、できることはなんでもやっておこうと。
太田:なるほど、ただでさえハンディがある分、人より能動的に行動したと。就職活動に関しては、不利だなと感じることはありましたか?
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