産後5日で就活開始…「学生パパママ」の壮絶

カネも職もない!経験者5人が明かす奮闘記

柳下桃子:単位は足りていたので、講義のノートを友達から借りて、出席しないといけない教授には直談判をして、理解をしてもらいました。なんとか4年で卒業できそうです。

毛利優子:私も柳下さんと同じように、子どもを授かったら中絶はしないと決めていたので、わかったときは主人と産む方向で話し合いました。ただ、親はパニックでしたね。3年生だったので、就活どうするの?って。

E:うちは、安定期まで親には言わなかったんですよ。子どもができたとわかったときは、動揺しました。私は3年生で、主人はまだ2年生。でも、私が先に就職しちゃうから役割分担もしやすいし、今は保育園もあるから、もし親に反対されても大丈夫なんじゃないかと。だったら、おろせなくなるまで隠しておこうと(笑)。

一同:強い~!

保育園の入園資格、優先度は「最低レベル」

Hさん「必要なおカネはプログラミングで稼いだ」

H:親からは好きにしていいけど、おカネの援助はいっさいしないと言われました。なので、妻が「自分たちだけで生きていける作戦」を考えてくれて。まず都営住宅に応募し、大学の近くに引っ越しました。保育園の入園資格は、学生同士だとアルバイトより低い最低の優先度になるんですね。でも、ラッキーなことに第10希望の、一駅先の保育園に入ることができました。

E:就職活動も震災の影響で全般的にずれ込んだので、みんなに遅れることなく活動できました。

太田:親からの援助なしで、学生の間は金銭的にどうされてたんですか?

H:僕はプログラミングができたので、大学から帰った夜の時間と土日を使って、ベンチャー企業から仕事を受託しアンドロイドのアプリを作っていたんです。いまの会社の初任給より稼いでました(笑)。

学費についても両親の援助はなかったため、大学には待ってもらって、アプリ制作の給料で頑張って支払いました。生活自体は、意外となんとかなりましたよ。

柳下拓也:いや、スキルがあってこそというか。手に職を持っていて、育児しながら在宅で仕事できるのは理想ですね。

次ページ在学中の子育てには、友人も総動員
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 本当に強い大学
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • 映画界のキーパーソンに直撃
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
正規と非正規「格差訴訟」<br>判断が分かれた最高裁判決

非正規労働者が年末年始の待遇や病気休暇などについて正社員との格差是正を訴え、最高裁は格差は不合理で違法とする判決を出しました。一方で賞与や退職金についての格差是正はほぼ全面的に退ける判決も。非正規労働者の待遇は改善するのでしょうか。

東洋経済education×ICT