ロボット工学博士で慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科教授の前野隆司先生と、臨床心理学と仏教を学んだ浄土宗僧侶の井上広法さん。東洋経済オンラインで対談をしたのがきっかけで、3月上旬、ふたりの提唱するそれぞれのメソッドを組み合わせた幸せトレーニング<コラボ編>の実践イベントが実現した。50名の参加者は、幸福学について聴講し、実際のワークを体験。はたしてその効果はあったのか?!
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幸せになるための4つの因子を特定
前野隆司先生は「ロボットの心はどのように作ればいいか」という発想から、心の研究を始め、深く入っていった結果、幸せの研究に行き着いた。「幸せになる方法はわかりました」と断言する。井上広法氏との対談や著書『幸せのメカニズム―実践・幸福学入門』でも述べているように、科学的なアプローチで日本人1500名のサンプルから幸せ度を調査。それを分析して幸せになるための4つの因子を特定した。そして、その因子を強化する「ハッピーワークショップ」を行っている。
僧侶の井上広法氏は、仏教はもちろんだが「グリーフ(悲嘆)ケア」への興味から大学に入り直し、臨床心理学も学んだという経歴をもつ。井上氏もまた、悲しみを癒すという立場から幸せについての研究を深め、ひとつの答えにたどり着いた。こちらは「ハピネストレーニング」という名前で定期的に講座を開いている。詳しくは、ぜひ対談(前編・後編)をぜひお読みいただきたい。
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