超売れっ子になる人に共通する「6つの法則」 累計6000万部を売った編集者は見た!
こんにちは。KADOKAWAの小説レーベル『電撃文庫』で編集長をしている三木といいます。
今まで、『とある魔術の禁書目録』(累計1580万部)、『ソードアート・オンライン』(累計1130万部)、『灼眼のシャナ』(累計860万部)、『魔法科高校の劣等生』(累計675万部)、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(累計500万部)などを立ち上げ、担当してきました。累計担当作は約500冊、発行部数は6000万部を超えています。
前回は、今年で編集職15年目を迎える僕が常々感じていたことである、「つまらない仕事をなくす心得」5箇条を書かせていただきました。
今回は、500冊の本を編集し、のべ100人以上の作家と打ち合わせをした自分の経験に基づく「ベストセラー作家の共通点」――つまり、「成功する人間に共通する6つのこと」をご紹介していきます。
結果を出す作家ほど、驚くほど謙虚です。社会人なら身に覚えがあるかもしれませんが、自分が仕事で結果を出したとき、思わずそれを誇示したくなるものです。しかし、僕の周りにいる成功者は違いました。どなたも、その成功を威張ろうとしていません。
これは5~6年前、『ソードアート・オンライン』の著者、川原礫さんとのエピソードです。原稿の最後に残った修正箇所を電話で確認したくて、川原さんの携帯電話に「突然ですが今から1時間後に打ち合わせしたいのですが、お時間大丈夫ですか?」とメールを入れたところ、「OKです!」とすぐに返事がきました。
1時間経ち、そろそろ電話しようかなと思っていると……。突然、編集部の扉が開き、見るとそこにはドタバタと慌てる川原さんの姿が。ぜいぜいと肩で息をしながら、「すみません! 遅れました! 今から打ち合わせをよろしくお願いします!」と僕に腰を90度曲げて言うのです。
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