出世したいなら捨てるべき「4つの美徳」 「上に行けない」人は大体勘違いしている
なぜかスルスルと出世の道をひた走る人もいれば、努力してどんなに頑張っていても評価されない人がいます。
実は、さっさと出世していく人に共通しているのは、これまでの価値観を捨てる能力があります。
『最強のリーダー育成書 君主論(KADOKAWA)』の著者で経営コンサルタントの鈴木博毅氏が、本当に出世し、評価される人の資質について紹介します。
会社で出世したかどうかは、不況の時にわかる!?
普段の仕事では気にしたくない組織内での序列も、意識せざるをえない時があります。
自分が組織の中で確固とした地位を手に入れたかどうか、計るものさしのひとつは、不況のときに、「誰のクビを切ったらいいのか?」という議論に参加できるか否かである、というジョークがありますが、この言葉は無視できない冷たい現実の一端をとらえてもいます。
特定の技能が高ければ安泰、とも言えない時代です。技術革新によって、必要とされる技術が進歩を続ける業界では、古参の技術者の立場も安泰ではありません。思うとおりに仕事を続けたいなら、地位や肩書きが誰でも必要なのです。
問題は、得たいと思う立場をどう得るか、私たちが知らないことです。ここでは15~16世紀にイタリア・フィレンツェの外交官・政治家だったマキアヴェリが書いた名著『君主論』から、現代に通じる出世の条件を分析してみます。
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