あなたのマネジメントを罰ゲーム化させる元凶。「既存の仕組みを直すのが一番早い」という大誤解

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オフィスでスライドを見る男性
マネジメントが疲弊してしまう原因を探り、構造的な解決策を提案します(写真:metamorworks/PIXTA)
「なぜ、あなたのマネジメントは罰ゲームなのか」
多くのミドルマネジメントが「罰ゲーム」のような疲弊感に苛まれている。よかれと思ったことが裏目に出る。矛盾した要求の板挟みになり、身動きが取れなくなる。部下の「ちょっとご相談いいですか」という声に、「また仕事が増える」と一瞬身構えてしまう自分に気づき、自己嫌悪に陥る。
「長く続いた疲弊は、やり方を変えれば、終わらせることができるのです」――。話題の新刊『マネジメントの原点――協働するチームを作るためのたった1つの原則』では、連続起業家×AI研究者×投資家の堀田創氏による「マネジメントの負担を軽くする科学的方法論」を紹介している。本書に掲載された生々しい事実から、今回は「既存の仕組みを直すのが一番早い」という誤解とその解決策ついて紹介する。

「見慣れた仕組み」が組織のスピードを奪う

マネジメントの原点: 協働するチームを作るためのたった1つの原則
『マネジメントの原点: 協働するチームを作るためのたった1つの原則』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

新しいプロジェクトを立ち上げる際、多くの現場で「いま走っている仕組みを改修したほうが早い」という声が上がります。見慣れた画面や既存データを利用する方が、合意コストが低そうに聞こえるからです。

しかし、実際に分解してみると事情は全く逆です。既存システムの改修には、「既存顧客への影響」「仕様の互換性」「古い運用ルール」など、守るべき条件が山ほど付いて回ります。

その結果、意思決定に関わる部署や委託先が膨れ上がり、レビューが何重にも発生。運用段階で隠れた依存箇所が見つかるたびに設計を巻き戻す手戻りが発生し、新規に作る場合よりも大幅な修正コストを呼び込むケースすらあるのです。

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