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「ワーク・ライフ・バランスという言葉を捨てます」「睡眠時間2~4時間」。そう発言し、身を粉にして働く高市早苗首相の姿に、頼もしさを感じる人は少なくないかもしれません。
しかし、適切に休暇を取る人のほうが、長時間労働する人より生産性が高いということが、科学的にも明らかになっています。「休まず働くのは美徳」「休むと迷惑をかける」といった思い込みが、あなたと、あなたが率いるチームの成果を奪っているとしたら――?
新著『
戦略的休暇 休むほど成果が出る新しい働き方』を上梓した船見敏子氏が、休暇が生産性を高める理由、あなたが休めない要因、適切な休暇の取り方などについて、3回にわたってお届けします。
休むことに罪悪感を持つ人は6割
2019年4月、働き方改革関連法の施行により、年5日の年次有給休暇を労働者に取得させることが企業に義務付けられました。
ドイツでは、週6日フルタイムで働く労働者に最低24日間(週5日の場合は年間20日)の年次有給休暇を与える義務があり、取得率はほぼ100%です。フィンランドでは、夏季中に少なくとも12日間連続した休暇を取ることが義務付けられています。
この数字だけを見ると、日本は極端に休暇を取れていないように感じます。しかし、実は日本には年間16日の祝日があります。これは欧米と比較しても多いのです。
とはいえ、年次有給休暇取得率が低いため、「休めていない」と感じるのです。そこには、心理的な要因が隠れています。
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