「上司が休まないと休みにくい」会社の共通点2つ 有給休暇「取らない」ではなく「取れない」の背景

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
働き方改革
「働き方改革」の取り組みが本格スタートして5年。日本のビジネスパーソンの働き方は、どのように変わったのでしょうか(写真:USSIE/PIXTA)
日本のビジネスパーソンは、休日を「休息」の時間と考えて、体を休めたり、ストレスの発散を心がけたりしていますが、必ずしも思い通りにはなっていません。休みが明けても、疲れは依然として残ったままと感じている人がたくさんいると思います。
一方、世界の一流は、休日を「何もしない時間」と考えるのではなく、「積極的にエネルギーをチャージする時間」(休養)と「知的エネルギーを蓄える時間」(教養)と位置づけています。世界の一流の休み方を知って、休日の解像度を上げることは、自分の休み方を見つめ直すきっかけになります。
マイクロソフトで役員を務めた越川慎司氏の新刊『世界の一流は「休日」に何をしているのか』をもとに、3回にわたり解説します。

忙しくて休む暇がない…

日本企業で「働き方改革」の取り組みが本格スタートして5年が経ちましたが、日本のビジネスパーソンの働き方は、どのように変わったのでしょうか?

2019年の労働基準法の改正によって、残業は原則として月45時間、年360時間を超えてはならない……という時間外労働の上限規制が設けられました。その結果、何が起こったかといえば、企業は「残業の削減」ばかりに目を向けることになり、「残業ができなくなって、逆に仕事が忙しくなった」と感じている人が増えています。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事