老けない人は「腸の若返り」ができている! 30代から進行する認知症はこう予防する
認知症700万人時代を乗り切るカギは「腸」
今、先進国の多くで高齢化が進み、認知症が深刻な社会問題となっています。現在、世界の認知症患者さんの数は約3500万人。WHO(世界保健機関)の調査によると、20年ごとに患者数は約2倍に増加すると見込まれています。
私たちが暮らす日本も例外ではありません。平均寿命が男性で80歳、女性で87歳、男女合わせると84歳となり、世界でトップクラスの長寿国だからです。
実際、日本の認知症患者数は2012年現在で約460万人にも達しており、認知症予備軍とされる約400万人を含めると、860万人もの数にのぼります。さらに厚生労働省の推計によると、2025年には700万人に達するとされており、認知症治療の問題はもちろん、認知症対策もますます重要になってきているといえます。「まだ働き盛りの年代だから関係ない」とは言っていられないのです。
認知症は、脳の神経細胞が変性することから起こる脳の病気ですが、日頃から脳細胞の壊死や障害を防ぐ生活を心がけることで、発症リスクをかなり低くすることができます。そのカギとなっているのが、ほかならぬ「腸」なのです。
ところが、そういわれても、ピンとこない人は多いでしょう。「脳と腸は離れているのに、なぜ認知症予防に腸がカギとなるのか?」と思われても当然のことかもしれません。
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