「座るだけで1人550円」…。物議を醸した大阪・関西万博の「立ち食い強制フードコート」。実際に利用して抱いた“正直な感想”

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座席から見渡すと、みんな立ち食いでも楽しそうにしている。そもそも大阪には立ち食い、立ち飲みが多いイメージがあり、その点で大阪らしさがあると思えなくもない。

阪神百貨店の梅田本店にあるスナックパークも、オールスタンディングだがそれがゆえの独特の熱気で満たされており、別に立ち食い強制フードコートでもいいじゃないか、と強く思う。思いながら、私は座っているのだが……。

残念ポイントはコンセプトの渋滞

残念なところを挙げるとすれば、万博の公式サイトで「ロボットと人が協働する未来社会を映しだす、次世代の飲食店モデルを体感できるエリア」であり「未来型ショーケースのロボットが実証実験の一環として活躍」と謳っていたものの、そこまでロボットや未来感を味わえなかったところか。コンセプトが若干渋滞している感は否めない。

コンセプトが若干渋滞している感は否めない(筆者撮影)

とはいえ、事前に批判で燃え上がったほど、悪いフードコートではない。むしろ、行ってそのすごさが分かるフードコートであり、ぜひもっと多くの人に訪れてほしいと感じる今回の訪問だった。

物議を醸していたが、実際に利用してみると悪いフードコートではなかった(筆者撮影)
空席ありの時間帯もそれなりにある。ぜひもっと多くの人に訪れてほしい(筆者撮影)
【もっと読む】「高かろうマズかろう」「インバウンド向け」と思いきや…大阪・関西万博のフードコートで食べて分かった意外な実情 では、大阪・関西万博内にあるフードコートを、フードコート愛好家の鬼頭勇大さんが探訪、豊富な写真とともにその魅力をお伝えしている。登録すれば本連載の最新記事が届く《こちら》の「著者フォロー」ボタンから。
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鬼頭 勇大 フリーライター・編集者・フードコート愛好家

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きとう・ゆうだい / Yudai Kito

フリーライター・編集者・フードコート愛好家。熱狂的カープファン。ビジネス系書籍編集、健保組合事務職、ビジネス系ウェブメディア副編集長を経て独立。飲食系から働き方、エンタープライズITまでビジネス全般にわたる幅広い領域の取材経験がある。

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