座席から見渡すと、みんな立ち食いでも楽しそうにしている。そもそも大阪には立ち食い、立ち飲みが多いイメージがあり、その点で大阪らしさがあると思えなくもない。
阪神百貨店の梅田本店にあるスナックパークも、オールスタンディングだがそれがゆえの独特の熱気で満たされており、別に立ち食い強制フードコートでもいいじゃないか、と強く思う。思いながら、私は座っているのだが……。
残念ポイントはコンセプトの渋滞
残念なところを挙げるとすれば、万博の公式サイトで「ロボットと人が協働する未来社会を映しだす、次世代の飲食店モデルを体感できるエリア」であり「未来型ショーケースのロボットが実証実験の一環として活躍」と謳っていたものの、そこまでロボットや未来感を味わえなかったところか。コンセプトが若干渋滞している感は否めない。

とはいえ、事前に批判で燃え上がったほど、悪いフードコートではない。むしろ、行ってそのすごさが分かるフードコートであり、ぜひもっと多くの人に訪れてほしいと感じる今回の訪問だった。


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