
70万部の大ベストセラー『食品の裏側:みんな大好きな食品添加物』の著者、安部司氏が、このたび料理家のタカコナカムラ氏とともに『日本人なら必ず食べたい安部おやつ』を上梓した。
砂糖と油が大量に使われ、添加物が入った市販のお菓子に不安を感じる人、日々の子どものおやつに悩む人のために、「無添加×安心×美味しい」「軽食・おかずにもなる」をコンセプトに、112のバラエティに富む「健康おやつ」を、両氏が開発した。
人生をかけて「食の安全性」を追求し続ける安部氏が「油」について語る。
「食用油」何を使うべき? 何を使ってはいけない?
お菓子作り、料理に欠かせない「食用油」。前回記事(平気で「小麦粉」食べる人が知らないヤバすぎる真実)の小麦粉と並び、安全性を気にする人が多いものです。
食用油も「オリーブオイル」「大豆油」「菜種油」「米油」「キャノーラ油」「ごま油」などいろいろあります。
ところが、市販のお菓子やパンには「オリーブオイル」「ごま油」などと書かれたものは少なくて、多くの場合、「植物油脂」という表示がされています。
これは「植物性の油脂」の総称。
加工品用の植物油は精製したものを何種類かブレンドされて使われることもあります(ちなみに「精製」とは不純物を取り除くことを言います)。
原料として多く使われるのは、比較的安価な「パーム油」「菜種油」「大豆油」です。
ちなみによくある市販の「サラダ油」は、菜種と大豆が半々に使われたもの、あるいは菜種油だけで作られるものが多いです。
では、これらの「油の問題点」は何か、考えていきましょう。
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