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ライフ #ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―

日本の若者「本当は結婚したい」のにできない真因 結婚に対する前向き意識は変わっていない

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  • 荒川 和久 独身研究家、コラムニスト
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20~30代未婚男女に対して、「結婚する予定(婚約者がいる)」「結婚は強くしたい」「結婚はしたいと思っている」という回答を前向き層とし、それらの結婚前向き率を全国平均との差で比較します。グラフが上に伸びているのは全国平均より結婚前向き度が高いことを意味します。

ここで注目したいのは、結婚前向き率が高いところは、必ずしも男女ともに共通して高いというわけではないということです。相関係数は0.04618で無相関です。

ちなみに、男女ともに高いのは15(32%)、男性が高く女性が低いのは13(28%)、女性が高く男性が低いのが9(19%)、どちらも低いのが10(21%)でした。高いにせよ低いにせよ、どちらも共通ならばまだバランスがとれていると言えますが、片方だけが高いのが全体の45%を占めていて、ミスマッチ感があります。

結婚前向き率よりも重要なこと

とはいえ、この前向き率の多寡それ自体はあまり重要ではなく、この結婚に前向きな若者がどれくらい若者のうちに結婚を達成できたかという視点が重要になります。達成できなかった未婚のことを、私は「不本意未婚」と名付けています(参照→「不本意未婚」結婚したいのにできない若者の真実)。

この都道府県別の結婚前向き率を2020年の国勢調査による未婚人口(日本人のみ・不詳補完値)と掛け合わせるとそれぞれの結婚前向き人口が算出できます。その前向き人口を分母としてどれくらい結婚があったかを計算すると達成率が計算できます。その達成率の逆数が不本意未婚率となります。

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