「一杯どうぞ」玄人バー文化が若者に"拡大"の背景 まるでキャバクラ?獲得数を店員に競わせる店も
![バーカウンターでグラスを持つ女性](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/f/1/570/img_f1e768089f478daa54f9ffe800ac4b7c215951.jpg)
ここ数年で「一杯どうぞ」の酒文化に変化が起こっているようだ(写真:taka/PIXTA)
酒場やバーで「一杯どうぞ」とお客が店員に酒をおごる文化がある。
特に店員との距離の近い小さな店でよく見られる。店で過ごす時間が楽しかったり店を気に入ったりしたとき、店員に「よろしければ一杯どうですか」などと声をかけ、一緒に乾杯する。そのドリンクの代金はお客の会計に加算される。チップ文化がない日本で、チップ代わりの役目を果たしているのだろう。
こうしたシーンは最近始まったことではなく、昔からあった。ただ、ここ数年でこの「一杯どうぞ」がスタイルを変えて幅広いシーンに広がっていると筆者は感じている。
暗黙知だった酒場の習慣が明文化
これまではあくまでお客側が自発的に「一杯どうぞ」と声をかけるものだった。しかし、最近は店側から積極的に「一杯どうぞ」を迫っている(?)のを、都内繁華街の店でよく見かける。
トピックボードAD
有料会員限定記事
ビジネスの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら