「一杯どうぞ」玄人バー文化が若者に"拡大"の背景 まるでキャバクラ?獲得数を店員に競わせる店も

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バーカウンターでグラスを持つ女性
ここ数年で「一杯どうぞ」の酒文化に変化が起こっているようだ(写真:taka/PIXTA)
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酒場やバーで「一杯どうぞ」とお客が店員に酒をおごる文化がある。

特に店員との距離の近い小さな店でよく見られる。店で過ごす時間が楽しかったり店を気に入ったりしたとき、店員に「よろしければ一杯どうですか」などと声をかけ、一緒に乾杯する。そのドリンクの代金はお客の会計に加算される。チップ文化がない日本で、チップ代わりの役目を果たしているのだろう。

こうしたシーンは最近始まったことではなく、昔からあった。ただ、ここ数年でこの「一杯どうぞ」がスタイルを変えて幅広いシーンに広がっていると筆者は感じている。

暗黙知だった酒場の習慣が明文化

これまではあくまでお客側が自発的に「一杯どうぞ」と声をかけるものだった。しかし、最近は店側から積極的に「一杯どうぞ」を迫っている(?)のを、都内繁華街の店でよく見かける。

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