おいしいコーヒーを淹れる力があっても、カフェ経営がうまくいくわけではありません。
客側がカフェに求めるのは、店の雰囲気、味、サービス、価格、立地、オペレーション、メニューのバリエーション、居心地のよさなど、総合的なクオリティです。
「コーヒーのおいしさ」はその中のひとつのパートにすぎません。
しかも、客単価が低く、回転率の悪いカフェは、外食産業の中でも利益が出にくい業態のひとつです。
外食産業で働いた経験のないMさんにとって、そもそもビジネスとしてカフェを成立させるのは非常に高いハードルだったのです。
いきなり変えるのではなく、無理なくシフトする
KさんやMさんだけでなく、多くの人の「第2の人生」を見てきた私から言えることがあります。
Mさんのように、いきなり新しいことを始めると、経験も慣れもないため、失敗するリスクが高くなります。
それよりも、第2の人生では若い頃から好きだったこと、長年続けていたことに無理なくシフトして、花開かせるほうが、うまくいくような気がします。
リタイア後に、いきなり180度違う新しい世界に飛び込むのは難しいものです。
そう考えると、現役時代から「リタイア後の生活」につながるような趣味や習慣を始め、しっかり「準備」しておくことが、「第2の人生」を上手に楽しむコツと言えるかもしれません。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら