なぜ中高の「部活動」は"強制"になったのか?

子どもたちも先生も疲弊している!

――ああ、電流は外に流れてくれたほうがいいですね!(笑)

もともとは十数年前、大学院生の頃に髪を染め始めたんです。当時はワインレッドみたいな赤だったんですけれど。

その頃、僕は虐待の研究をしていたんですが、大学の先生たちが、子どもや親の苦しみにちゃんと目を向けている気がしなかったんです。高い目線から、当事者の苦悩を見ないままに話をしている気がして。

子どもや親の苦しみを見ていない「黒髪」

トレードマークの金髪には、信念が込められている
(撮影 : 梅谷 秀司)

そういうオエライ人たちって、みんな髪が黒いんですよ。そして、学校で子どもに暴力をふるってきた先生たち、巨大組体操を指導してきた先生たちも、黒髪ですよね。さらに言うと、学校の柔道では過去に120名の子どもが亡くなっていますが、その黒髪の指導者たちはみんな「礼儀」を大事にしていることになっています。でも、そういう人たちこそ子どもの苦しみや、親の苦しみを、まったく見ていない。

「黒髪の連中は、何やってるんだ」と。それで僕は髪を赤くして、ちゃんと聞き取りをした調査データを出すんです。「正しいはずのあなたたちよりも、正しいことをやってやる。文句あるか!」みたいな感じで、気合を入れて。

だから学会とか、オエライおじさんたちの前で話すときは、いちばん髪が赤かったという(笑)。そういう感じで、ずっと来ていますね。

――いいお話ではないですか……。

よく学校の先生たちからネット上で、「まずはその金髪から改めるべきだ」とか言われるんですが、そういう人たちがいる限り、僕は金髪だと思います。また赤にするかもしれないけど(笑)。

“正しい”人たちが、“善いものだ”といって、教育をやっている。そこに見落とされているものは何か、みたいな問題意識が(この金髪には)あるんです。だから、そう簡単には変えません!

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日枝会長が退き宮内新体制が発足してから1年半。増益に転じたが視聴率は低迷を続ける。長寿番組の打ち切りが象徴する大胆な編成改革に加え、組織もコストも抜本的に見直した。背水の陣を敷く同社の人間ドラマを追う。