まずは「半径5メートル以内」の歩き方を覚える “身内”と仲良くしてこそ仕事ができる


その後はSさんに対する態度が何となく冷たくなり、「Sさんに比べれば服のセンスないからね」と嫌みをチクリと口にする同僚も数人。ただ、自分の文句を知っているとは思っていないので「この会社は中途採用組にはよそよそしい」と勝手に解釈し、前職の同僚に「何かつまらない」と小さな不満をぶつける日々が続くようになりました。

Sさんの職場環境は徐々に悪化していくことになりそうです。何とか挽回しないと大変なことになるのは間違いありません。

身内の恥をさらすな

もはや何げない発言を誰かが勝手に流すリスクのある時代です。職場の人間関係、特に半径5メートルの同僚は身内のような存在。その身内の恥をさらすような不満を外で流すことは、自分の首を絞めることになりかねません。

Sさんは会社で漏らした不満が、回り回って伝わってしまいましたが、ある意味で半径5メートルを超えた同じ会社の遠い親戚に対しても同じ。

「うちの職場は最悪です。聞いてください」

と不幸自慢のように身内の恥をさらすような文句は慎みたいものです。

職場環境は自分では変えられないもの。与えられた条件でいかに楽しく仕事をするか……文句より、いい点を探して周囲に発信したいものです。そうした努力が、半径5メートルが基本となる職場環境を改善する一歩になることは、間違いありません。

 

※写真はイメージです。本文とは関係ありません

 

 

高城 幸司(たかぎ・こうじ)
1964年10月21日、東京都生まれ。86年同志社大学文学部卒業後、リクルートに入社。6期トップセールスに輝き、社内で創業以来歴史に残る「伝説のトップセールスマン」と呼ばれる。また、当時の活躍を書いたビジネス書は10万部を超えるベストセラーとなった。96年には日本初の独立/起業の情報誌『アントレ』を立ち上げ、事業部長、編集長を経験。その後、株式会社セレブレイン社長に就任。その他、講演活動やラジオパーソナリティとして多くのタレント・経営者との接点を広げている。著書に『トップ営業のフレームワーク 売るための行動パターンと仕組み化・習慣化』(小社刊)など。

 

 

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