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そうめんは特有のコシがある「手延」がおすすめ
夏の定番そうめん。油そば風に調味料で和えたり、冷やしラーメン風にしたり……とさまざまなアレンジがありますが、改めて基本のそうめんをご紹介します。定番の食べ方にはやはり定番たりうる理由があるからです。
まずはそうめんの選び方から。
そうめんには「機械式」と「手延式」の2種類があります。後者はパッケージに手延麺や手延という表記があるので区別できます。最近は機械式にもおいしいそうめんはありますが、つゆだけでシンプルに味わう場合はやはり特有のコシがある手延がおすすめです。
そうめんは製品によって太さが異なります。例えば播州そうめんの代表格である揖保乃糸で比較してみましょう。
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右がスーパーでも一般的に買える上級、左が贈答用のスタンダードとなっている特級です。特級のほうが麺が細いことがわかると思います。
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麺の太さは上級が0.70〜0.90mm、特級が0.65〜0.70mmとわずかな違いですが、食べるとこの差は誰でもわかります。例えば肌に髪の毛が触れていても気づかないかもしれませんが、口であればすぐに違和感に気づきます。人間の口は繊細なのです。
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