【次の記事】「10秒」待って子どもに声をかけたら変わること
モンテッソーリ教育は、いまから100年以上前の20世紀初め、イタリア・ローマの精神科医マリア・モンテッソーリさんが始めた教育法です。
日本に入ってきたのは1960年代のこと。棋士の藤井聡太さんが幼少期に受けていたことで、この数年の間に広く知られるようになってきました。
モンテッソーリ教育で着目するのは、「子どもの育つ力」です。「教具」と呼ばれる道具を使い、やりたいことを繰り返す活動を「おしごと」というなど、モンテッソーリ教育にはいくつかの特徴があります。
⼦どもは"やり⽅"を知らない⼩さな「⼈」
『⼦どもと親は同じ「実践者」』という考え方も特徴の一つです。
マリアさんは、⼦どものことを「やり⽅を知らない⼩さな⼈」と表現しました。つまり、⼦どもは「できないのではなく、知らないだけ」。どんな子も、大人と対等で尊厳を持った一人の「人」ということ。
あなたもそう思って、目の前のお子さんを見てみると、どんな気持ちになりますか?
たとえば、次のような気持ちを持っているとしたら、それは尊厳ある一人の人に対して、敬意のある接し方と言えるでしょうか。
「できないから、教えてあげなくちゃ」
「できない=足りていないから、与えてあげなくちゃ」
「どうしてそんな(ワタシが理解できない)ことをするの?」
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