2度と行くか!最低の焼き鳥店、ここで見抜け 近所の「あの店」、チェーン、居酒屋は大丈夫?

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N君:最後に、読者の中には「おいしい焼き鳥を家で食べたい」という人もいると思いますが、家で作るときのおいしい食べ方ってありますか?
河岸:そうだね、まず何よりも「いい肉」を手に入れること。ブロイラーではなく、いい地鶏を探す。いい肉屋があればそこでもいいし、デパ地下でも売っている。そこにいって「80日以上育ったメスのモモ肉の皮つきをください」といって買ってくる。
N君:ええー、そんなこと言って、面倒な客に思われませんか?
河岸:だって、それがいちばんおいしいんだもの。それを買ってきて、切るでしょう。皮付きのままだよ。皮をとってはダメ。それで、竹串は焦げたりして難しいから、バーベキューで使うステンレスの串に刺すのがいいね。それを七輪の炭火で焼いてごらん、本当に感動的においしいから。
N君:七輪ですか? ガスコンロやオーブンじゃダメですか?
河岸:うーん、それじゃあ、やっぱりおいしいものは作れない。本当においしい焼き鳥が食べたいなら、やっぱり七輪だね。
N君:庶民の味・焼き鳥も、店の選び方、食べ方、頼み方ひとつで全然違うんですね。いや~、勉強になりました!
河岸:私が文句しか言わないって言ってたじゃない(笑)。

 

というわけで、いったんこれにて焼き鳥シリーズは終了です。

感想やおいしい焼き鳥店情報、「これはどうなの?」という疑問があれば、どんどんお寄せください。次回作の参考にしたいと思います。

次回からは居酒屋シリーズを始めます。

かつてはサラリーマンの憩いの場だった居酒屋ですが、今や家族連れやデートの場、あるいはおひとりさまの夕食として、とても幅広い層に人気を博しています。

なにかと話題の全国展開チェーン店から、人気で予約のとれない居酒屋まで、いろいろ食べ歩いてレポートします。お楽しみにお待ちください。

河岸 宏和 食品業界を知り尽くした男

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かわぎし ひろかず / Hirokazu Kawagishi

食のプロや業界関係者のあいだで「食品業界を知り尽くした」と言われる男。大手ハムメーカー、大手卵メーカー、大手スーパー&コンビニ、数々の食品工場での勤務経験から「肉のプロ」「卵のプロ」「スーパー・コンビニのプロ」とも呼ばれる。

1958年、北海道生まれ。帯広畜産大学を卒業後、「農場から食卓まで」の品質管理を実践中。「食品安全教育研究所」代表。
これまでに経験した品質管理業務は、養鶏場、食肉処理場、ハム・ソーセージ工場、餃子・シュウマイ工場、コンビニエンスストア向け惣菜工場、卵加工品工場、配送流通センター、スーパーマーケット厨房衛生管理など多数。

著書に『スーパーの裏側』(東洋経済新報社)、『ビジュアル図解 食品工場のしくみ』(同文舘出版)などがある。
ホームページ「食品工場の工場長の仕事とは」を主宰。 
毎週発行している無料メルマガは、食品問題や事件が起こったときにすぐに解説するなど好評を得ている。

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