S、M、L・・サイズ違いの卵に潜む衝撃の真実 「赤い卵」は「白い卵」よりも良質なのか

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(写真:marika/PIXTA)

毎日の食卓に欠かせない卵。最近では卵かけご飯がわざわざ「TKG」などと呼ばれることがあるほか、こだわり卵や専用しょうゆが飛ぶように売れるなど、何かと注目されている。「卵は健康にいい」という特集を組む週刊誌もある。

そんな卵を買いにスーパーの売り場に行けば、サイズの異なる卵や色の違う卵、値段が安い卵に高い卵、などさまざまな種類がある。中でも、ふと気がつくのがS、M、L、LLなどの多様なサイズ。同じ生産者がつくっている同じ色の卵でも、小さいほど価格は安く、大きくなるほど高い。

TBSテレビ『この差って何ですか?』(6月21日<日>放送)取材班は「この差」がどこにあるのかを徹底調査した。

サイズの違いは「ニワトリの年齢の差」

たまご博物館館長の高木伸一さんに話を聞くと、卵のサイズの違いは「卵を産むニワトリの年齢の差にある」という。

つまり、もっとも若いニワトリが産む卵がSサイズ。それが年齢を経ていくと、M→L→LLと大きくなっていく。これだけ聞くと「なるほど。ニワトリが大きくなることでその分、産む卵も大きくなるのか」とも思ってしまうが、実はこの話はもう少し奥が深い。

Sサイズの卵を産む生後4カ月ぐらいのニワトリと、LLサイズの卵を産む生後1年半以上のニワトリを見比べてみると、見た目の体の大きさに大差はない。つまり、体が大きくなるから、産む卵が大きくなるという理屈ではないのだ。

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