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「私は養子」TVの直撃取材で知った人の辛いその後 30代の子育て中に知った彼女の人生に起きたこと

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  • 大塚 玲子 ノンフィクションライター
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じつは、この取材を始める前にも弓子さんは「途中で発作が出るかもしれず、そのときは数分待ってほしい」と筆者に話していました。そして実際、1時間ほどの取材の間に、弓子さんは動作が止まり、言葉を発せなくなったときが何度かありました。

一般的に知られる「てんかん」の症状とはちょっと異なるようです。筆者が詳しく話を聞こうとすると発作が出ることが何度かあったので、もしかすると何かストレスがあったのかもしれません。

「(出自にかかわることを)自分のなかでクリアできて『これでよかった』と思えるようになったら、たぶん治ると思っているので、いまはこういう感じでお話しさせてもらったり、いろんなことに挑戦しています」というのですが、ちょっと心配ではあります。

なお、弓子さんは今でも病院に通っており、薬をもらっているそう。いつ発作が出るかわからないので、車の運転はやめているということでした。

「ふつう」って何? 1人ひとり違って当たり前と思えばいい

事実を知らずにいたかった、とは思いませんか? 筆者が尋ねると、「そこまで思ってないかな。そうなってしまっている、ということで」と、弓子さん。知ってしまったからには、それでよかったと思うしかない、という面もあるのでしょう。

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現在、育ての母親は認知症になり施設に入っているそうですが、弓子さんのことはちゃんと覚えており、身体もお元気だそう。妹さん(育ての親の実子)ともずっと仲がよく、そのことも「よかった」と話します。

「人生って面白いですね。ふつうって、何がふつうかわからなくなりますね。『こうでないといけない』って思うのが、よくないのかな。そうじゃなくてもいいんだなって、1人ひとり違って当たり前なんだ、と思えばいいわけですもんね」

最後に語った言葉は、弓子さんが自分自身に言い聞かせているようでした。筆者の取材を受けようと連絡をくれたのは、「ふつうなんて存在しない」ということを、弓子さん自身が納得したかったからなのかもしれません。

こんな体験をした人は、他にあまりいないのでは」と思うお話を聞かせてください。ジャンルは問いません。よろしければ、おおまかな内容を、こちらのフォームよりご連絡ください。

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