親から虐待された子どもが、自分の子どもを虐待してしまう背景 ”反抗期”を経験していない人は、大人になって「生きづらさ」を感じやすい?

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親子
子どもは、無意識のうちに親を生き方の手本として、自分の価値観の中に取り込もうとします(写真:Graphs/PIXTA)
「三つ子の魂百まで」という言葉があります。幼いときの性格は、老年期になっても変わらないことを意味することわざです。この言葉が示すように、現代の心理学でも幼少期に形成された性格や性質・生き方は、大人になっても大きく変わることはないとされています。
今の人生に悩んでいる人の大半が親子関係になんらかの原因を抱えています。心理セラピストの大鶴和江氏は「親が抱えている問題を、本人が総合して持ってしまっている」と言います。
※本稿は『人生が180度変わる 人は「親の影響」が9割』から一部抜粋・編集したものです。

「親の価値観」を拭い去れば、あらゆる悩みがなくなる

子どもは、無意識のうちに親を生き方の手本として、自分の価値観の中に取り込もうとします。

これは、人間だけでなく哺乳類全体が持っている「脳の癖」ともいえます。

「尊敬する親のようになりたい。愛する親と同じ姿になりたい」

そうした欲求は、私たちの本能に刻み込まれているわけです。

たまたま親が尊敬に値する人格者であれば、子どもは良い影響を受けながら育つことができます。

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