しまむらAIモデル「瑠菜」魅力を感じさせる特徴 平均顔に絶妙なアレンジが加えられている
6月10日(月)までに「瑠菜」のInstagram「lunagram_158」に投稿された写真の中で、「瑠菜」の顔写真は、同じカットを含め、27枚。コメント欄に
「言わなければ本当わからない‼️」
「AIモデルということは実在しない方なのですね?」
「AIすごい!めっちゃリアル」
とあるように、現在の生成AIは、「外見や動きが人間に近づくほど親愛度は高まるが、ある程度似てくると不気味に感じる」という有名な「不気味の谷」状態を越えて、実在の人物とほぼ変わりがありません。
AI顔と本物の顔、私たちはどちらを好むのか?
近年、AIによって作られた顔(=AI顔)と本物の人間の顔(=本物の顔)を実験参加者に識別してもらう実験がいくつか行われていますが、参加者は両者を識別することができないだけでなく、AI顔をより本物の人間の顔だと偏って認識したり(Millerら, 2023)、AI顔をより信頼したり(Nightingaleら, 2022)する傾向にあることがわかっています(※)。
Millerら(2023)によれば、AI顔は本物の顔より平均的な顔をしており、この平均性が親近感を生じさせているとしています。この度の生成AIで作られた「瑠菜」の顔は、ただの平均顔ではなく、美しい顔の平均顔だと考えられます。
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