「自分は有能」と勘違いする残念な人に欠けた視点 「因数分解」は物事を多角的に考えるための技術
 
「仕事ができる」という“勘違い”の元凶
さっそくですが、あなたの周囲に「自分は仕事ができる」と勘違いしているビジネスパーソンはいないでしょうか。どの世界でも言えることですが、過信することは破滅への第一歩です。
そんな「勘違い」の例として、今からふたりの人物を比較してみます。
・会社でトップクラスの成果をあげている
・「このスキルがあるなら、独立しても絶対に成功できる」と熱く語る
・満を持して起業をしたが、どうにもうまくいかずに苦しんでいる
・会社でトップクラスの成果をあげている
・「私が成果をあげられるのは、会社の名刺やブランドがあるからに過ぎない。自分自身のスキルとしては平均的」と冷静に語る
・起業にはまったく興味がなく、これからも会社に属して活躍していくつもり
結果から判断すれば、Aさんは残念ながら少しばかり勘違いをしていたのかもしれません。一方でBさんはよく自分のことがわかっていると評価すべきでしょう。
誤解していただきたくないのですが、私は起業することとしないことの比較をしたいわけではありません。このふたりの思考の違いを比較していただきたいのです。
Aさんにはなくて、Bさんにはあるものはいったい何でしょうか。「謙虚さ」といった答えが必ずしも間違いだとは思いません。
しかし私はもっと本質的かつ決定的な差があると思っています。それは因数分解する能力の有無です。






 
         
         
        
       
        
       
          
         
          
         
          
         
          
         
         
         
         
        












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