時間に追われる「仕事を断れない人」の深刻盲点 「仕事多すぎ」の原因は、"数値"で断る技術不足
「数字に弱く、論理的に考えられない」
「何が言いたいのかわからないと言われてしまう」
「魅力的なプレゼンができない」
これらすべての悩みを解決し、2万人の「どんな時でも成果を出せるビジネスパーソン」を育てた実績を持つビジネス数学の第一人者、深沢真太郎氏が、生産性・評価・信頼のすべてを最短距離で爆増させる技術を徹底的に解説した、深沢氏の集大成とも言える書籍、『「数学的」な仕事術大全』を上梓した。
今回は「仕事が多すぎる」という悩みを取り上げ、「仕事を断る」のに使える数値化のテクニックを紹介する。
「仕事を断る」というスキル
私はビジネス数学教育家として、数字力や思考力の向上をテーマに企業の人材育成をサポートしています。研修を行うたびに、学んだことを職場で実践するよう促しているのですが、参加者からはしばしば、「学んだことをなかなか職場で実践できない」という声が寄せられます。
そうなってしまう理由の多くが、次のようなものです。
「仕事が忙しくて、学んだことを取り入れる(そのことを考える)ヒマがないんです」
「今の仕事の仕方を継続させることで精一杯なんです」
要するに、「抱えている仕事が多すぎる」というのです。
「時間は自ら作るもの」という厳しい見方もありますが、組織の中で仕事をする中では、どうしても時間が作れないこともあります(私も経験があるのでよくわかります)。
では、どうすればいいのでしょうか。仕事を上手に断って、抱える仕事を減らせばいいのです。
「抱えている仕事が多すぎる」という悩みの根本には、「うまく仕事を断れない」「今のやり方を捨てる提案ができない」というスキル不足があります。
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら