時間に追われる「仕事を断れない人」の深刻盲点 「仕事多すぎ」の原因は、"数値"で断る技術不足

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
仕事を断る
「仕事を断る」のに使える、数値化のテクニックをご紹介します(写真:kapinon/PIXTA)
「数字に弱く、論理的に考えられない」
「何が言いたいのかわからないと言われてしまう」
「魅力的なプレゼンができない」
これらすべての悩みを解決し、2万人の「どんな時でも成果を出せるビジネスパーソン」を育てた実績を持つビジネス数学の第一人者、深沢真太郎氏が、生産性・評価・信頼のすべてを最短距離で爆増させる技術を徹底的に解説した、深沢氏の集大成とも言える書籍、『「数学的」な仕事術大全』を上梓した。
今回は「仕事が多すぎる」という悩みを取り上げ、「仕事を断る」のに使える数値化のテクニックを紹介する。

「仕事を断る」というスキル

私はビジネス数学教育家として、数字力や思考力の向上をテーマに企業の人材育成をサポートしています。研修を行うたびに、学んだことを職場で実践するよう促しているのですが、参加者からはしばしば、「学んだことをなかなか職場で実践できない」という声が寄せられます。

「数学的」な仕事術大全: 結果を出し続ける人が必ずやっている
『「数学的」な仕事術大全: 結果を出し続ける人が必ずやっている』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

そうなってしまう理由の多くが、次のようなものです。

「仕事が忙しくて、学んだことを取り入れる(そのことを考える)ヒマがないんです」

「今の仕事の仕方を継続させることで精一杯なんです」

要するに、「抱えている仕事が多すぎる」というのです。

「時間は自ら作るもの」という厳しい見方もありますが、組織の中で仕事をする中では、どうしても時間が作れないこともあります(私も経験があるのでよくわかります)。

では、どうすればいいのでしょうか。仕事を上手に断って、抱える仕事を減らせばいいのです。

「抱えている仕事が多すぎる」という悩みの根本には、「うまく仕事を断れない」「今のやり方を捨てる提案ができない」というスキル不足があります。

次ページ「仕事を断るロジック」の作り方
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事