生成AIを使わないビジネスパーソンに未来はない ならば、何をどこまで知っておけばいいのか

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テクノロジー、AIなどについて、一般のビジネスパーソンは何をどこまで知っておけばOKなのでしょうか(写真:Graphs/PIXTA)
生成AI、DX、XTECH、マネジメントへの活かし方……テクノロジーとビジネスはもはや切っても切れない関係にある。日本最大のビジネススクール、グロービスがいま最も力を入れているテクノロジーの「勘どころ」と「使いどころ」を1冊にまとめた『ビジネススクールで教えている武器としてのAI×TECHスキル』を共著として上梓した嶋田毅氏が、テクノロジー、AIなどについて一般のビジネスパーソンは「何をどこまで知っておけばOKか」のラインを明確に解説する。

2022年後半頃より、生成AI、特にその代名詞といえるOpenAIのChatGPTをいかに使えばいいかという書籍や記事をあちこちで見かけるようになりました。我々グロービスでは、今後ホワイトカラーのビジネスパーソンが生成AIを活用することは当たり前のこととなり、それをうまく活用できる人と使いこなせない人の間での優勝劣敗が加速すると予測しています。

今回は、どのような場面で生成AIを使うべきか、そしてそのためのコツ、さらに生成AI以降のビジネスシーンの変化について触れていきます。

生成AIを用いるべき場面

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本稿では、生成AIの代表として、ChatGPTを前提とします。なお、ChatGPTにプロンプト(指示)を打ち込んで返ってくる内容は、時期やバージョン、ユーザーによって変わってくるのでそこは留意しながら読んでください。今回は私(嶋田)が利用している有償版のGPT-4の文章例を示していきます。

さて、生成AIを用いることで生産性が上がる典型的な場面には以下があります。基本的には言語(言葉)を用いて行うタスクに関しては、あまねく生成AIが活用できるといえるでしょう。

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