「受験に落ちた子」に親がやってはいけない3行動 結果で評価するのではなく、成長を認めること

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【やめること その2】 親が何でも判断する

子どもが小さい頃は、まだ判断力が育っていないため、親が判断してきたと思います。しかし、子どもは日々どんどん変わっていきます。その大きな変わり目が、親への反抗、反発です。いわゆる「反抗期」ですが、これは「これまでの対応とは変えてほしい」という子どもからのメッセージです。

親が子どもの代わりにいつまでも判断していたら、その判断が子どもにとって適切でなかった場合、子どもは親の責任にしていきます。

選択肢を提示し、子どもに判断させる

例えば、高校受験の進路を決める際、子どもの意思を尊重せずに、親が誘導したり、決めたりすることがあります。すると子どもが高校に進学した後、何か思わしくないことがあると、「この高校には行きたくなかった」と言い、選択した親の責任にしていきます。相談者の倉持さんは、これまで何でも判断してきたと思います。生活面や文房具や塾、教材、スケジュールなどすべて。しかし、今後は子どもに判断させるよう徐々に移行してください。

判断の仕方は、親が選択肢を出し子ども自らが選択する形が自然です。

例えば、宿題するという選択と宿題をしないという選択があるとします。その選択肢のそれぞれについてメリットとデメリットを話します。

1)宿題するという選択
メリット:「学力は上がる、先生には怒られない」
デメリット:「自分の自由時間は減る」
2)宿題をしないという選択
メリット:「自由時間が増える」
デメリット:「先生に怒られる、成績が1段階下がる」

ここまで伝えてはじめて「選択肢を出した」ことになります。そしてこれに基づいて、子どもが「選択」します。その際、親は誘導しません。「宿題はやったほうがいいと思うけどね」などと言えば、子どもの天邪鬼的傾向により「やらない」を選択してしまうことがあるため、あくまでも選択肢は公平に出します。そして、選択した子どもに「責任」が生じるため、このプロセスを通じて、子どもの判断力が育っていきます。

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