医師推薦「発酵食品の産地」を変えると腸が整う 異なる菌が腸内で働き、善玉菌が競い合う?

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レシピのいらない食べ方「厚揚げと冷凍きのこあんかけ」

(『医師のぼくが50年かけてたどりついた 鎌田式 長生き食事術』より)

自作の冷凍きのこミックスをサッと炒め、しんなりしてきたら4等分にした厚揚げを入れる。そこにめんつゆ、みりん、砂糖、水を入れ、中火で5~10分。しょうがチューブ、水溶き片栗粉を加えてとろみをつけたら完成です。お好みでねぎをちらしましょう。厚揚げにはカルシウムも豊富なため、冷凍効果でパワーアップしたきのこのビタミンDと一緒に食べれば、効率よくカルシウムを吸収できます。

分量の目安(2人分)
冷凍きのこミックス…160g程度、厚揚げ…1丁、2倍濃縮めんつゆ・みりん…各大さじ2、砂糖…大さじ1、水…150ml、しょうがチューブ…小さじ1、片栗粉…小さじ2

ヨーグルトは朝より夜!

ヨーグルトを食べると、乳酸菌やビフィズス菌の力によって腸が整います。

排便もスムーズになり、やせ体質になり、肌や髪がよみがえるし、もちろんメタボ対策にも力を発揮してくれます。

『医師のぼくが50年かけてたどりついた 鎌田式 長生き食事術』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

ぼくはそんなヨーグルトのパワーに注目して、「ヨーグルトダイエット」を取り入れています。

方法はとても簡単で、夕食後にヨーグルトを食べるだけ。 

腸が一番活発になるゴールデンタイムは、朝起きてから15~19時間後です。

朝7時起床なら、腸のゴールデンタイムは22時~深夜2時。

夕食後にヨーグルトを食べれば、このゴールデンタイムにしっかり善玉菌が働いて、腸を整えてくれます。

空腹時は胃酸が強いため、食後に食べるのがお勧めです。

食べた乳酸菌は体内にとどまることができないため、たくさん食べるよりも、毎日続けることが大切です。1回あたり100~200gを目安にしましょう。

できれば無糖のものがおすすめですが、飽きてしまいますよね。

はちみつを少しかけたり、小さく切ったりんごをのせたり、ごまをかけたり……、飽きのこない工夫をすることが続けるコツです。

また、乳酸菌には、人によって合う・合わないがあります。合わない乳酸菌をとり続けると、逆に肌あれや便秘の原因になってしまうことも。

しばらく食べ続けてみて、どうもお腹や肌の調子がよくないと感じたら、違うメーカーのヨーグルトを試してみましょう。

がまんしない、がんばらない。

なにより、「おいしいものを食べたもん勝ち」という考え方が鎌田式食事術の極意。

でもそのためには、ちょっとだけ工夫することが大切です。

ぜひ鎌田式食事術を毎日の食事に取り入れて、腸を健康にし、免疫力を高め、年齢の壁にとらわれない、元気な体をつくってください。

鎌田 實 医者・作家

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かまた みのる / Minoru Kamata

1948年東京生まれ。医師・作家。東京医科歯科大学医学部卒業後、諏訪中央病院へ赴任、以来40年以上にわたって地域医療に携わる。現在、諏訪中央病院名誉院長。日本チェルノブイリ連帯基金理事長、日本・イラク・メディカルネット代表として、被災地支援にも精力的に取り組んでいる。2006年、読売国際協力賞、 2011年、日本放送協会放送文化賞を受賞。ベストセラー『がんばらない』(集英社)をはじめ著書多数。近著に『相手の身になる練習』(小学館)、『70歳、医師の僕がたどり着いた 鎌田式「スクワット」と「かかと落とし」』(集英社)などがある。

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