医師推薦「発酵食品の産地」を変えると腸が整う 異なる菌が腸内で働き、善玉菌が競い合う?

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□下痢や便秘が続いている
□以前より便が細くなった
□便の色が黒っぽい
□朝ごはんを食べない
□食事の時間が不規則

2つ以上当てはまる場合は、腸内環境の悪化を疑いましょう。

自分の便の状況で確認できるので、不調を感じたら、今すぐに、腸にやさしい食事術を実践してください。

また、食事の時間が決まっていない人も要注意。毎日同じリズムで食事することも、腸の健康には欠かせません。

善玉菌が腸内で競い合う発酵食品の食べ方とは?

ぼくは腸内の善玉菌を増やすために、毎日発酵食品を食べています。

納豆、みそ、ヨーグルト、こうじなど、発酵食品には腸内環境を整えてくれるパワーがあります。とくに、中高年以降になると、腸内の善玉菌がどんどん減ってしまうので、積極的に発酵食品を食べましょう。

オックスフォード大学の論文では、いろんな産地の発酵食品を食べると、腸の中で善玉菌が競い合い、腸内環境をよくすると発表されました。

たとえば納豆は、産地やメーカーで菌のタイプが変わります。

納豆といえば「水戸」が有名ですが、北海道や宮城県も名産地。

ときどき産地やメーカーを変えると、いろんな種類の善玉菌が腸の中で働き、免疫力を高めてくれます。

ぼくは、北海道の十勝豆を使ったやまぐち醗酵食品の納豆をよく取りよせています。

ヨーグルトもいろんなメーカーから出ていますが、認知機能を維持することが報告された、世界初のビフィズス菌を配合したヨーグルトやドリンクが森永乳業から発売されているので、試してみてもいいですね。

また、発酵食品を組み合わせることもおすすめです。

納豆とキムチなんかは相性バツグンだし、ぼくは納豆にもろみ酢をまぜたものがお気に入り。

ぼくは地方の納豆を取りよせたり、いろんなメーカーのヨーグルトを食べたりしています。たまには、ローカルな「〇〇牧場」のヨーグルトを取りよせるのも楽しいです。

異なる菌同士の組み合わせは、腸内の善玉菌を活性化させるし、なにより味のバリエーションが増えて楽しくなり、腸活を続ける原動力になります!

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