医師推薦「発酵食品の産地」を変えると腸が整う 異なる菌が腸内で働き、善玉菌が競い合う?

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善玉菌をとることを「菌活」といいます。より効率を高めるなら、菌の組み合わせも考えたいところ。菌同士が競い合って腸活効果がさらにアップする3パターンを紹介しましょう。ぜひ今日から試してみてください。

納豆(納豆菌)×もろみ酢(こうじ菌)
(『医師のぼくが50年かけてたどりついた 鎌田式 長生き食事術』より)

納豆は納豆菌、もろみ酢はこうじ菌。いつもの納豆の味を変化させるのにもおすすめの組み合わせ。

みそ(こうじ菌)×チーズ(乳酸菌)
(『医師のぼくが50年かけてたどりついた 鎌田式 長生き食事術』より)

みそはこうじ菌、チーズは乳酸菌。チーズをみそ漬けにしたり、みそ汁にチーズを入れたりするのも手。

ヨーグルト(乳酸菌)×甘酒(オリゴ糖)
(『医師のぼくが50年かけてたどりついた 鎌田式 長生き食事術』より)

甘酒のオリゴ糖がヨーグルトの乳酸菌のエサになるので、一緒にとるのが◎。

冷凍きのこミックスで楽に毎日「スーパー菌活」

菌食材を食べて腸をきれいにすることを「菌活」といいますが、唯一、菌だけでできている食材がきのこです。

最近では、毎日きのこを食べることで、腸内を整えて免疫力を高める酪酸菌が増えることもわかってきました。

きのこはどれも食物繊維が多く、β−グルカンという成分には、免疫力を高めて、細菌やウイルスなどの異物を排除してくれる作用もあります。

カルシウムの吸収をうながすビタミンDも豊富なため、骨を強くする強力な応援団にもなってくれます。

そんなきのこの栄養を最大限に引き出すコツは、冷凍保存

冷凍すると、きのこの水分がふくらんで細胞壁がこわれ、細胞内のうまみ成分や栄養素が出やすくなるためです。

(『医師のぼくが50年かけてたどりついた 鎌田式 長生き食事術』より)

ぼくのおすすめは、しいたけ、しめじ、エリンギ、まいたけなど、お好みのきのこを適当な大きさにカットして作る「冷凍きのこミックス」

みそ汁や炒め物などにパラッと入れれば、きのこ料理に早変わり! 

1カ月は保存できます。

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