人が室内で仕事や生活をするかぎり、チリダニがこの世から消えることはありません。身につけている衣服にだって、生息しているかもしれないのです。ただ、湿度の高いところを好むので、除湿や殺菌をすることである程度は被害を避けられるでしょう。
毎日洗濯できないスーツは、高温殺菌のためにこまめにプレスしたり、コンビニでも購入できる除菌スプレーで除菌しておきましょう。デスク周りのホコリも、自分専用の掃除グッズや除菌効果のあるウェットティッシュなどでお掃除するのがいちばんです。
粘膜強化と、解毒作用に注目!
そして体にアレルギー反応が出る前に、体内や皮膚の粘膜を健康に保ち、解毒作用のあるものを日頃から食べるようにしておきましょう。以下を参考に食事を選んでみてください。
<みわ子流、ダニアレルゲンに負けないためのコンビニ飯!>
■体内や皮膚の粘膜を健康に保つ栄養素は?
まずは、カラダの基礎となるタンパク質をお肉、魚介類、大豆製品などから摂取しましょう。そのうえで粘膜を健康に保つお手伝いをする食品は、緑黄色野菜のβカロテン、オリーブオイルやナッツのビタミンE、果物や野菜のビタミンC、そして赤身肉やレバー、濃い緑の野菜の鉄分などです。
■解毒作用のある食品は?
香味野菜(ネギ、玉ねぎ、にんにく、生姜、ニラ、パクチー)には共通して硫化アリルやアリシンといった解毒作用のある成分が入っています。ほかにスプラウト類(ブロッコリースプラウト、カイワレ大根、もやしなど)やブロッコリーに入っているスルフォラファンも解毒作用として注目の成分です。
■実際のコンビニメニュー例
・鉄分摂取サラダ
ヒジキ、水菜、ニンジン、豚しゃぶ、豆類など、鉄分が補給できる食材と、タンパク質、緑黄色野菜などが一緒にとれる理想的なサラダ。ドレッシングに玉ねぎや生姜入りのものを選べば解毒作用も期待できるでしょう。
・雑穀ご飯の彩ビビンバ
ビビンバには赤身肉やほうれん草から鉄分補給、もやしで解毒作用のあるスルフォラファン摂取、ニンジンからβカロテン、ゴマからビタミンE、赤身肉はタンパク源になりますし、ほうれん草からはビタミンCも摂れるので、理想的な栄養バランスです。
・鮭のバター醤油ご飯 + カイワレ入りサラダ
鮭と一緒にほうれん草やニンジン、コーンなども入ったご飯なら、鉄分やタンパク質、必要なビタミン類も一緒に摂取できますね。サラダはカイワレや玉ねぎが入っているものを。それらが入っていないサラダのほうがむしろ少ないので、探しやすいでしょう。
これらはほんの一例ですが、緑黄色野菜と香味野菜にタンパク質食材を組み合わせるだけでも、予防食、改善食につながっていきます。店頭でこのバランスを思い出して、選んでみてください。
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まるた みわこ / Maruta Miwako
美養食研究家/シニア野菜ソムリエ(野菜ソムリエの最高峰)
自身の体調不良により、健康でスリムで美肌になる 野菜や果物の効果をもっと追究したいと、野菜ソムリエの最高峰であるシニア野菜ソムリエを取得する。
「真の“美”体質」をテーマに、 カラダの中から"美"を養う料理を発信。
「美養食研究家」として、料理教室やセミナー、レシピ開発、 商品プロデュースなどを手掛けている。これまでに考えたレシピは400点、スムージーレシピ100点以上。
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