勉強に取り組む時間は「実験タイム」
発達障害のある子どもたちは、障害物競走をやっているようなものです。勉強をするときの自分の特性(どんなときに集中できるか、気がそれやすいか、何があるとがんばれるかなど)、どんな環境だと勉強がはかどるか(温度や明るさ、音、場所、周囲の人や道具など)を知っていると、障害物を意図的に減らすことができます。
そこで、生徒と勉強するときには、私が見つけたその子の特徴を必ず伝えるようにしています。
「○○ちゃんは、おしゃべりしてから勉強したほうがはかどるね」
「△△くんは、勉強のあとにボードゲームで遊べるとがんばれるね」
「□□ちゃんは、来てすぐ勉強を始めたほうが集中できるね」
こうやって、勉強をツールにしながら、子どもたちは自分に合うやり方、自分に合う環境を知っていくのです。そう考えると、勉強や宿題に取り組む時間が実験の時間のように思えてきませんか?


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら