資格試験に落ちる人がやりがちな「落とし穴」 大事なのは勉強と休みのリズムを作ること
学生時代の長距離走を思い出してみてください。
息が絶え絶えになり、脇腹が痛くなってきても、ゴールが見えれば足取りが軽くなったはずです。
休みを明確に意識できれば、最後の力を振り絞ることができます。
適切に休みを取り、体力と気力を充実させ、ペースを保つことが合格への近道です。
休み方にも注意が必要
そして、休み方にも、二つの大きなポイントがあります。
短期合格を目指す場合、一つは、「定期的に休みを入れる」こと、もう一つは「2日連続で休まない」ことです。
難関資格試験はとにかく範囲が広いので、多く休みを入れてしまうとスケジュールを消化できません。
それでも休みを入れなければ、受験まで完走することはとても難しくなります。
あらかじめ「体力と精神力を回復するための日」と割りきって、週1日を休日にしておくことが受験まで学習ペースを保つ大きな秘訣です。
なお、疲れたら休む、という方法はおすすめしません。
自分自身が疲れているかどうかを正しく判定することはできません。
己に厳しい人であれば疲れきるまで勉強を続けてしまいますし、自分に甘い人であれば必要以上に休むようになります。
真面目な人は予定外に休むと罪の意識を感じてしまい、せっかく休養してもストレスを解消できない可能性があります。
大事なのは勉強と休みのリズムを作り、それを続けることです。
また、連続で休むことは避けるべきです。
普通の人は、テキストを1回読んだだけで内容を理解することはできません。
うるし塗りのように、何度も何度も同じ部分を読みこんで、はじめて正しく内容がわかるようになります。