「勉強のやる気出ない人」は単純なコツを知らない 「階段状のルーティン」で徐々に負荷をかける
読売新聞社記者などを経て、働きながら独学で司法書士試験、公認会計士試験に合格した石動龍氏による連載「あらゆるスキマ時間で集中学習! 無駄ゼロ独学術」。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボによりお届けする。
格闘技の練習と勉強の共通点
私は格闘技を20年ほど続けています。中学校の柔道、大学から総合格闘技、社会人になってからはブラジリアン柔術を主に練習しています。私の人生でこれだけ続いている趣味はほかにありません。
私の練習方法は少し変わっていて、準備運動や技の練習を一切しません。テクニックを解説する教則ビデオも10年ほど見ていません。何をやるかというと、いきなり実戦練習をするのです。
格闘技では「スパーリング」と呼ばれる試合に即した練習をします。私は道場に着くとすぐに着替え、そのままスパーリングに参加します。60分ほどのスパーリングを終えたら、そのまますぐ帰ります。かつては準備運動も基礎練習もちゃんとやっていましたが、社会人になって時間がなくなり、この方法が定着しました。
客観的に見るとだいぶ危険に見えますが、この方法でケガをしたことは一度もありません。大学以降で、最大のケガは突き指です。病院へ行ったことは一度もありません。
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