
(写真:phonlamaiphoto / PIXTA)
ここ数年、好況に沸いてきた半導体業界が曲がり角にさしかかっている。本特集ではトランプ関税の影響や変調を来すAI投資の動きを追った。
地政学リスクの高まりなどで、ダイナミックに動き続ける半導体業界。短期的には米トランプ政権下での関税措置による需給の混乱が見込まれるとはいえ、将来的な成長余地は大きい。2024年に約6000億ドルだった世界半導体市場は、30年には1兆ドル規模へとほぼ倍増する見通しだ。
製造受託世界大手の台湾・TSMCをはじめ、世界各地では工場の建設も進んでいる。目先の市場が混乱している状況でこそ、中長期的な需要拡大の波にしっかり乗れる銘柄を選びたい。
数多くの分野で高い世界シェア
半導体を製造するために経る工程は数百にも上るといわれる。下図は、半導体メーカーやファウンドリーを顧客に持つ半導体製造装置・材料メーカーを、その主要な工程ごとに示したものだ。数多くの分野で高い世界シェアを誇る日本企業が多いことがわかる。
この記事は有料会員限定です。
(残り 1189文字 です)
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら