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AIか、それ以外か、半導体業界で進む二極化の実像 ディスコ絶好調の一方で赤字に沈む企業も

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TSMCの半導体工場「Fab 16」の外観
TSMCが過去最高の業績をたたき出す原動力となったのはAI向け(写真:TSMC)

特集「2025大予測|産業・企業」の他の記事を読む

分断・多極化する世界で、新しい視界を開くことができるか。日本が向かうべき道とは──。本特集では、株式・マネーから日本の政治経済、世界情勢、産業・企業動向、そしてスポーツ・エンタメまで。2025年の注目テーマを徹底解説する。

「二極化」──。2024年の半導体産業を言い表すとすれば、この一言に尽きる。

象徴は、世界最大の半導体受託製造企業(ファウンドリー)である台湾・TSMCの決算だ。同社はファウンドリー業界で世界シェアの6割を握る。その動きからは、半導体市況の状況が垣間見られる。

スマホは伸び悩み、AIが牽引

TSMCの2024年1〜9月期決算は売上高・営業利益ともに過去最高を更新。半導体が飛ぶように売れたコロナ禍の水準をすでに大きく上回った。

だがその内訳を見れば、AI半導体頼みの様相が強い。

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