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当事者が語るドラッグストアで統合が相次ぐ理由 マツキヨ副社長「再編やM&Aは今後も起こる」

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マツキヨココカラ&カンパニー副社長の塚本厚志氏
塚本厚志(つかもと・あつし)/日本チェーンドラッグストア協会会長、マツキヨココカラ&カンパニー副社長。1962年生まれ。2008年ココカラファイン社長就任。マツモトキヨシとの経営統合を経て2021年からマツキヨココカラ&カンパニー副社長。2024年6月から日本チェーンドラッグストア協会会長(撮影:梅谷秀司)

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分断・多極化する世界で、新しい視界を開くことができるか。日本が向かうべき道とは──。本特集では、株式・マネーから日本の政治経済、世界情勢、産業・企業動向、そしてスポーツ・エンタメまで。2025年の注目テーマを徹底解説する。

売り上げ成長が続く一方、企業再編の動きも同時に進むドラッグストア。拡大の理由や再編が進む背景にはどんな事情があるのか。日本チェーンドラッグストア協会の塚本厚志会長にこれまでの成長や今後について聞いた。

「健康」「美容」「便利」で支持

──2023年の業界売上高が約9兆円。2025年には10兆円台に届こうとしています。成長が続く理由は何ですか。

もともと生活に身近で、生活を支えるインフラとして発展してきたが、とくに最近は「健康」「美容」「便利」という点でさらに支持を広げている。

都市型の店舗ではコロナ禍後の外出機会の増加で、化粧品など美容関連の需要が伸びているし、オフィスに人が戻ったことで食品に代表される便利な商品の品ぞろえも強化している。

郊外型の店舗は生活圏に近く、普段使う食品をお買い得な価格で購入できる。インフレの影響もあって顧客の来店頻度が高まり、医薬品や美容品の売り上げも同時に上がっている。

──都市型と郊外型で店舗が二極化しているということですか。

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