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「国産LLM」の開発競争に大きな期待が高まるワケ ソフトバンクやNTTなどが相次いで参入

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ビジネスパーソンとAIのイメージ
(写真:kou / PIXTA)

特集「2025大予測|産業・企業」の他の記事を読む

分断・多極化する世界で、新しい視界を開くことができるか。日本が向かうべき道とは──。本特集では、株式・マネーから日本の政治経済、世界情勢、産業・企業動向、そしてスポーツ・エンタメまで。2025年の注目テーマを徹底解説する。

生成AI(人工知能)技術の進化で、AIの利活用はますます広がりを見せている。とくに大規模言語モデル(LLM)の開発ではアメリカのオープンAIなど海外企業が先行する一方で、日本国内でも注目すべき動きが見られる。

ソフトバンクの子会社であるSB Intuitionsは2024年10月、LLM「Sarashina2-8x70B」を公開した。日本語に特化し、4600億パラメーターを持つモデルだ。また、NTTの「tsuzumi」やNECの「cotomi」など、通信大手を中心に国内でも開発競争が広がっている。

AIスタートアップでは、グーグル出身者らが創業したサカナAIが9月までで合計300億円を調達し、国内最速でユニコーン企業となった。同社はアメリカの巨大IT企業のアプローチとは異なる、低予算かつ小規模なモデルを組み合わせたAIの開発を進める。

搭載アプリが続々登場

こうした技術の発展に伴い、生成AIを活用したアプリケーションサービスが数多く登場したことも、2024年の特筆すべき点だ。

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