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不祥事続発の証券業界、信頼は取り戻せるのか 好環境の裏側で勃発した大問題の根深さ

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野村証券のディーリングルーム
野村証券のディーリングルーム。活況は2025年も続くか(撮影:尾形文繁)

特集「2025大予測|産業・企業」の他の記事を読む

分断・多極化する世界で、新しい視界を開くことができるか。日本が向かうべき道とは──。本特集では、株式・マネーから日本の政治経済、世界情勢、産業・企業動向、そしてスポーツ・エンタメまで。2025年の注目テーマを徹底解説する。

新NISA(少額投資非課税制度)の開始、日経平均株価の34年ぶりのバブル期最高値の更新。日本の株式市場にとって2024年は願ってもない好環境だった。

株取引を仲介する証券会社にとっても久々に明るい年になった。最大手の野村ホールディングスは2025年3月期の中間決算で税前利益2359億円と前年同期比2.3倍の好業績をたたき出した。2025年以降もこうした流れが継続するかがポイントだ。

しかし、好環境を揺るがしかねない懸念材料が足元から忍び寄っている。業界内で相次ぐ不祥事だ。主な不祥事案件をまとめたのが下表だが、最大手や監督機関でも起きていることが問題の根深さを物語る。

個人の違法行為も相次ぐ

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