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2025年の酒類業界は「値上げ」と「海外展開」が焦点 国内の需要減少を海外戦略でカバーできるか

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ビールが並ぶ商品棚
価格が下がったビールの売り場は活気があふれているが、2025年には値上げが控える(商品価格は2024年9月撮影時点のもの、MEGAドン・キホーテ成増店 撮影:風間仁一郎)

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分断・多極化する世界で、新しい視界を開くことができるか。日本が向かうべき道とは──。本特集では、株式・マネーから日本の政治経済、世界情勢、産業・企業動向、そしてスポーツ・エンタメまで。2025年の注目テーマを徹底解説する。

ビールの減税と発泡酒の増税を行う酒税改正が、2023年10月に実施された。発泡酒との価格差が縮小するビールには追い風が吹き、各メーカーは大型商品を相次いで投入。2024年4月、キリンビールは17年ぶりにスタンダード(標準的な価格帯の)ビール「晴れ風」を発売し、業界でこの年1番のヒットとなった。

2022年12月に230円だったビール350ミリリットル缶の小売価格は、2203年12月時点で224円に下がった(大手コンビニにおける代表的な小売価格、国税庁調べ)。わずかな金額ながら消費者には朗報だったが、2025年4月には値上げが待っている。

アルミ缶など資材価格の高騰を受け、各社はビールや発泡酒、チューハイなどの酒類を値上げする。アサヒビールの値上げ幅は5~8%だ。

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