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セブン争奪戦、"創業家側が優勢"でも残る不安 カギを握るのは社外取で構成する特別委員会

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創業家とカナダの同業大手との争奪戦に発展したセブン&アイHDの買収劇。先行きはいかに(撮影:梅谷秀司)

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カナダのコンビニエンスストア大手、アリマンタシォン・クシュタールが買収提案を行ったことで幕を開けた2024年のセブン&アイ・ホールディングスの買収劇。

史上最大の買収金額もさることながら、実質的な買収防衛策として、創業家がMBO(経営陣による買収)によって非公開化するという買収提案を行ったことで、流通業界のみならず、M&A界隈の話題をさらった。2025年はそうしたバトルにも決着がつきそうだ。

今後の焦点は、セブン&アイの取締役会がどちらの提案に賛同するのか、あるいはコンビニ専業として生きていくという独立路線を堅持するのか、だ。カギを握るのは、社外取締役で構成され、どの提案が企業価値の向上や少数株主の利益に資するのかを検討し取締役会に答申する特別委員会だ。

金策に走り回る創業家サイド

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